「P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)」 の由来
「P&Gです」
これほど長期に渡り頭に引っ掛かって離れないナレーションも珍しい気がする。
でも、大変申し訳ないのだけれど、P&Gって何の会社なのかよく知らなかった。
P&Gは、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(P&Gジャパン、P&G Japan)と言い、アメリカ合衆国に本拠を置く世界最大の一般消費財メーカーだそうだ。
米国フォーチュン誌が発表する2008年フォーチュン・グローバル500において売上高ランキングで世界79位、純利益ランキングで世界39位。
米国フォーブス誌が発表する売上高、利益、資産、時価総額、4つの要素を基にランキングしている2008年フォーブス・グローバル2000では世界31位。
いかにも日本人が考えそうな略しかただと思ったが、最初から肩透かしを喰らった気分である。
更に、アメリカの会社らしいともいえる、ギャンブルというちょっと物騒な単語の後にジャパンが付いてくるというのも不思議である。
P&Gが日本へ
その歴史から会社の社名を説明すると、1969年にミツワ石鹸、第一工業製薬、旭電化工業の3社の合同出資により、日本サンホームという会社が設立される。
1972年アメリカのP&Gが日本サンホームを買収し、更に伊藤忠商事と合同でプロクター・アンド・ギャンブル・サンホーム株式会社(P&Gサンホーム)が設立されます。(ちなみに、ミツワ石鹸はP&Gの買収に反対し、日本サンホームから離脱。)
そして、1973年にはP&Gサンホームが日本サンホームの全事業を継承し営業開始。
ということで、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンのジャパンの部分の説明がこれになります。
「P&G」の由来
P&Gの歴史はかなり深く、始まりは1837年。日本では天保8年の江戸時代。
蝋燭製造業のウィリアム・プロクターさんと、石鹸製造業のジェームズ・ギャンブルさんが「同じ原料を使うのだから、競争するより手を組もう」と出資金を折半しオハイオ州で創業したのが始まりとなります。
つまりプロクター・アンド・ギャンブルという社名は2人の姓を並べたものということです。
名前だったのか…と多少のがっかり感と共に、アメリカという時点でその可能性を選択肢に入れなかった自分が愚かだったようですね。
現在は、洗剤・紙おむつ・生理用品など幅広い商品を提供しているそう。
日本で一番売れているのは台所用洗剤の「ジョイ」。
こちらは発売以来、業界トップシェアを保っているそう。
更に調べてみると聞いたことのある名前が出てくる出てくる。
●洗剤⇒アリエール・ボールド・さらさ・レノア・ファブリーズ・パンテーン
●ヘアケア⇒パンテーン・h&S・ヴィダルサスーン
●その他⇒パンパース・マックスファクター・ジレット・ブラウンなどなど。
確かに言われてみると、どの製品もCMやナレーションにはアメリカに匂いがあった気がする。
それでも日本人向けに商品を売る為の戦略なのか、キャッチコピーが面白い。
■世界のお母さんと150年(1987年のみ)
■暮らしひろがる 世界の品質(1988年 – 2002年6月)
これはよく聞きましたね。
■新しい暮らし見つめて(2002年7月 – 2003年6月)
ちょっと落ち着きすぎたせいかこちらは短期間。
■暮らし感じる、変えていく。(2003年7月 – )
これはまだまだ浸透していない気がする。
そして今年の勝負がこれ!
■ママの公式スポンサー(2012年1月23日 – )
オリンピックの世界的な公式スポンサー締結に伴って定められた、世界共通のキャンペーンテーマとなります。
母親アスリートのタイアップもするのでしょうか。期待ですね。
いつも控えめに聞こえる「P&Gです」が、実は世界最大級の会社であったことに恥ずかしながら、、驚きました。
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とおりすがり - 2018年11月1日, 10:04 AM
勉強になりました!
抹藻時吉 - 2018年11月24日, 7:39 AM
マツモトキヨシについても知りたいです