「バタンキュー」 の由来
友人の家で暇つぶしに新聞を見ていたら面白い見出しをみつけた。
「よみがえらせたい死語」
なかなか興味深いタイトル。
堂々の第一位は・・・「バタンキュー」
「バタンキュー」はくたくたに疲れて倒れこんで意識がキューっと薄れていく様とのこと。
「バタン」は倒れる音で間違いなさそうですが、(後でドアのバタンという意見も見つかった)
「キュー(きゅう)」は、圧迫されたり責め立てられたりして発する苦しみの声とも言われているようです。
「バタンキュー(ばたんきゅう)」と一つにになると、寝床に入って直ぐに眠り込むといった感じ。
死語として忘れていた人々も、そういった自らの体験などを思い出すとバタンキューが戻ってくることでしょう。
■「バタンキュー」の由来
バタンキューは関西の人気漫才師「花菱アチャコと横山 エンタツ」によって発明されたギャグだと言います。
敗戦後の混乱期、高価な酒のかわりに出回ったカストリ(メチルアルコール)を飲んだひとがバタンキューと死んでいったり、うまく生き延びたとしてもシャックリがでて首が振られる
といった奇妙な仕草をとったのを真似た演出のなかで生まれたギャグがバタンキュー。(カストリとは粗悪な密造焼酎の俗称とも)
そういったことからもカストリは「バクダン」とも呼ばれていたそうでバクダンを飲むと、キューと命が縮むわい、といった意味合いで、バクダンキュー、バタンキュー、となったわけ。
そうか心臓がキューっとなるなんて今でも使いますよね。
敗戦後の日本を想像し、希望を失った人々が酒におぼれ三流酒で憂さを晴らすがそのまま帰らぬ人となる。
今の平和の世の中では考えられないことですね。
バタンキューは死語のままでいいのかなと個人的には思いましたとさ。
最近のコメント